適材適所で仕事をすること
最近では、バスやトラックでも女性ドライバーを見かけることが多くなりましたが、女性の仕事としてタクシーの運転手はやはりちょっと珍しい感じる人も多いでしょう。別に男性に限定されるような仕事でもないのに、普通は何かの運転手というとどうしても男性というイメージがあります。女性は運転が苦手というイメージを持つ人もいるかもしれません。一説によると男性と女性では空間認識能力に差があるので男性の方が乗り物の操作に向いているといわれています。
確かに、基本的な造りとして男性と女性では違いがあるのは間違いありません。それは精神構造や物事の認識でも同じで、やはり男性の感覚、女性の感覚というのは別のものです。例えば、レンタルビデオを借りてくると、男性は一つの作品をまとめて一気に見てしまう人が多いそうです。しかし女性は何十分か見た所で止めて別のことをして、また続きから見て…という見方をするらしく、これもやはり男女の感覚の違いということかもしれません。
そういった違いがあるため、いろいろな仕事にも男性向きの職業、女性向きの職業があるのは当然といえるでしょう。もちろん、運転が苦手な男性や逆に得意な女性もいるので一概には言えませんが、女性ドライバーが珍しいと思えるのは元々運転士が男性に向いた仕事だからかもしれません。現在は原則として男性の仕事、女性の仕事と分けてはいけないことになっていますが、適材適所という言葉もある通り、男女それぞれの特性を活かして合理的に仕事ができる状態も間違いではないでしょう。
しかし、女性の社会進出はまだまだこれからの部分があります。女性が活躍出来る社会とはどんなものか、仕事を選ぶ女性自身のみならず社会全体で考えていく必要があるでしょう。